うたかたのような

ジャニーズのはなし

担降りした話

2015年6月に関ジャニ∞横山裕さんから、ジャニーズJr.のSnow Man阿部亮平さんへ担降りしました。

という話を、自分の気持ちの整理と流行りに乗って担降りブログとやらを書いてみようかなと思い、だらだら書いてみることにしました。ものすごく長いし、まとまりもないし、自分語りの完全に自己満足の産物です。

 

 

 

ことの始まりは2015年1月、つまり今年のジャニーズワールドで、我が子のようにかわいいマリウスくんが出る!!!!行かなくては!!!!!という使命感に駆られチケットを申し込み、無事にチケットを確保。

いざチケットが届いてみると2階席。正直「あーあ、2階席かあ」と思っていました。しかも幕が上がってみたらお見送りとかよくわからない制度があると。

ずっと応援していた横山さんがコンサートでアリーナに降り立つと真顔になる系のオタクとして、アイドルはステージの上で輝いていてほしいと思っていたので「お見送りとかまじか…いらないわ…」と心の底から思っていました。

 

 

そもそも「2階でお見送りしてくれるSnow Manって?申し訳ないけどグループの名前しか知らないなあ」と思っていました。だからお見送りも「会釈だけして出て行こう」と思っていて。いちおう挨拶するときに、相手の顔をちゃんと見て挨拶すると体に刷り込まれていたので、扉に入って頭を下げてぱっと顔を上げた瞬間、まさしく電流が流れました。本当になにが起こったのか全くわからなかった。ただ目の前にすらっとした爽やか好青年がいたのは覚えています。混乱したまま扉から出て行くわたし。

「誰!?!?あのかっこいい子!?!?!えっ!!!めちゃくちゃかっこいいんだけど!?!?!?調べたくても名前知らない!!!!!」もうときめきと絶望で頭の中が大混乱です。わたしが知らないんだから、一緒に観劇してたただのミーハーな母が知るわけがない。

そこで困ったときのtwitterです。「すごいかっこいい子がいたんですけど、教えてすの担!」と呟いたら何人かの見ず知らずのすの担さんからリプライをいただきました。「阿部亮平くんではないですか?」と。

つぶやいたと同時に友人にも「かっこいい子いたんだけど誰かな!?」って連絡しました。「それ阿部ちゃんだよ!阿部亮平くん。たぶんこの子じゃない?」と画像付きで連絡が返ってきて。「そうそうこの子!阿部亮平くん!阿部ちゃんね!おっけー!ありがとう!」と、それはもう軽い感じで。新しく可愛がれる子が増えたー!わたしの癒しが増えたー!くらいのノリでした。

そのあともう一度だけジャニーズワールドを観劇する機会があり、マリウスくんが出てないときに阿部くんと思われる子を見てみようかなあと軽い気持ちで双眼鏡を覗いてました。初めて意識して見た阿部くんは「なんて楽しそうに踊るんだろう」というのが率直な感想で。ずっと応援していた横山さんはどちらかと言うと踊るときも表情が変わらないので、こんなに楽しそうに踊る子がいるんだと思いました。

 

 

元々わたしのジャニーズの入りは、ジャニオタの友人に見せられた関ジャニ∞のコンサートDVDで横山さんのことを「見たことあるな、この人が一番好きだな」と思いながらぼんやり過ごしていたら、他の友人が関ジャニ∞にどっぷりハマり、コンサートに誘われて横山さんに落ちたからで。この人のことをもっと知りたい、応援したいと思ったそのときから「わたしの担当は横山裕さんです」となったわけです。

わたしのなかでの「自担」と言いたい人は一人だけで、便宜上たとえば「Sexy Zoneだったらマリウスくん担です」とは言うものの、「自担と言ったら関ジャニ∞横山裕さんです」という感じでした。このあたりは本当に自分のこだわりのようなものだけれど。横山さんが一番で、他に色々とかわいい子や好きな子に手を出すと言うスタンスで。実際にエイト以外にも色々な現場に行っていたけれど、横山さんが大好きで大好きで仕方なくて「この人を降りるときがオタクを卒業するときだ」ってずっと思ってた。

 

 

そんなわたしを揺るがしたのが、上にも書いたようにジャニーズワールドでお見送りをしてくれた、ぽっと出の阿部くんで。しかも一目惚れで。最初は「アイドルなんだからあんなに至近距離で見たらかっこいいに決まってる」「そもそも一目惚れなんてありえない」と思っていて。そう思いながらも、阿部くんのことが気になって気になって仕方がなくて。阿部くんのことを調べる毎日。たまたま持っていたDVDに阿部くんが出演していたこともあって、それをひたすら見てました。

その当時、ちょっと色々と自分の中で横山さんから気持ちが離れ気味なこともあって、半分冗談で「阿部くんに降りようかな」って友人に言ったりもしてました。

それでも頭の中では一時的な熱病のようなもので、またすぐに「横山さん横山さん」って言い始めるだろうなあと。大体いつもそのパターンだったから。わたしの自担は横山さんで揺るぎないと思っていました。

 

 

ジャニーズワールドも終わり季節は春になっても、やっぱり阿部くんが気になることは相変わらずで。そんな阿部くんを見るために、4月からの滝沢歌舞伎を申し込みして、自分が観劇する日を心待ちにしていました。いままで滝沢歌舞伎を見たことがなかったので、これはDVDもなにも見ずに行こうと思い、本当に初見で滝沢歌舞伎に入ったのですが、それはもうすごく楽しくて。阿部くんがかっこよくてかわいくて仕方なくて、愛しさが溢れてきて、最後のwith loveを歌う姿を見てなぜか泣いてしまうくらい好きで。それでも横山担って名乗ってる自分にどこか罪悪感があって。横山担なのに、どうしようもないくらい阿部くんを好きになってるわたしがいて、横山さんにも阿部くんにも不誠実な気がして。そんな自分の気持ちの整理がつかなくて。終演後に自宅に帰れなくて一人でカフェに入って気持ちを落ち着けるという事態に。そんな気持ちになったのも初めてだったので、正直なところ、自分の気持ちの変化とか現状についていけなかった。

それでも阿部くんに対する思いはどんどん膨らんでいって、もっとステージの上の阿部くんを見たい!という気持ちでいっぱいになって。そのあとご縁があって、何度か滝沢歌舞伎へ入ったり、クリエのSnow Man公演や、A.B.C-Zのコンサートに入らせてもらえて、着々と阿部くん沼にのめり込んでたわけです。

 

 

というか、もうね、ジャニーズワールドで阿部くんを認識した瞬間からtwitterでは阿部くんのことばかり呟いていて。

いままでずっと関ジャニ∞や横山さんのことばかり呟いていたのに、急に阿部くんのばかり呟くようになったからフォロワーさんがどんどん減って、横山さんの話が出来ないわたしって価値がないんだなって落ち込んだりもして、twitterにも居づらくなって。それでも阿部くんを好きな気持ちが止められなくて、そんな気持ちをアウトプットする場所がtwitterしかなかったから、ひたすら阿部くんの話をして、フォロワーさんが減って落ち込んでの繰り返しで。

横山さんの話をしなくちゃと思いつつ、頭の中は阿部くんでいっぱいで。横山さんの話をしなくちゃとか、横山さんの話が出来ないわたしは価値がないとか、いま思うと義務みたいになっていてちょっとおかしいなって思うけど、そのときはそんな風に思えなくて。まわりはエイト担ばかりだったし、わたしも自分はエイト担だって思い込もうとしていた部分もあって、変に焦っていたんだろうなあと思います。

あとは、いままで築いてきた人間関係に変化が生じるのか嫌だったんだと思います。エイトを通してなかよくなった人たちとの関係が、エイトがなくなったらなくなってしまうんじゃないかって怖かった。これに関しては、結果論になってしまうけれど、担降りしたいまでもお付き合いしてくれる友人がいるので、そんなに悩むことでもなかったのかなあと思います。もちろん残念ながら疎遠になってしまった友人もいるけれど、それはそれで縁がなかったのかなって思えるようになりました。

 

 

阿部くんで頭がいっぱいの状態でもなかなか担降りをする決意ができなかったのは、人間関係はもちろんあったけど、それよりも「本当に阿部くんでいいの?」「きっと阿部くんを好きな気持ちも一過性のものじゃないの?」とか「横山さんについていけば間違いない」「横山さんを好きでいたら絶対に楽しい」とか思っていたから。横山さんを手放す踏ん切りがつかなかった。あとJr.担って現場がいつあるかわからないし、いつJr.が退所してしまうかわからなくて不安定で怖かったから。言い訳をしていたんだと思う。どっちつかずで勇気もなくて、ずるいなあって振り返って思うけど、ぐるぐる堂々巡りを繰り返して悩んでた。いま思うと、かわいい子を見つけて自分のブームが来たことは何度もあったけれど、こんなに担降りしようかやめようか悩んだのは阿部くんだけだったんだけど。

 

 

そのあと5月から始まった横山さんの主演舞台があって。その舞台がとてもいいお席で、しかも待ち望んでいた横山さんの演技のお仕事ということもあって。そんな舞台だからこそ、舞台の上の横山さんを見てもなお「阿部くん阿部くん」と言ってたら降りようと思っていて。

横山さんの舞台は純粋に楽しくて笑えてちょっぴり切なくて。とっても素敵な舞台でした。

それでも途中から横山さんのこういう表情が大好きだったなあって思ったら涙が止まらなくて、頭のどこかで「ああ、わたし降りるんだなあ」って考えてしまっていて。たぶんもう自分の中ではどこかで担降りを決意していて、ただ降りるきっかけが欲しかっただけなんだと思う。

そして舞台が終わったあとに友人に「阿部くんに降ります」って宣言していました。それが2015年6月の出来事です。

 

 

横山さんの全部が好きだったと言ったら嘘になるけれど、嫌だった部分も含めて大好きで。横山さんの笑った顔が狂おしいくらい大好きで、照れ屋なところとか、メンバー思いなところとか、家族が大好きなところとか、努力家なところとか、バスケをしてる姿とか、大好きなところを挙げたらキリがないし、嫌なところも挙げたらそれなりにはあるけれど、ずっとわたしの自担はこの人しかいないって思っていて。

ただ横山さん以上に「この人をもっと知りたい、応援したい」と強く思うようになったのが阿部くんで。それでも横山さんを大好きな気持ちは変わりなくて。うまく言葉にできないけれど「わたしの担当」と呼びたい人が変わってしまった事実はそこにあって。

いまでも横山さんのことを考えると心がざわざわするし、涙が出てくるけど。それでもやっぱり横山さんは、わたしのなかでずっと特別で別格な人なんだと思う。

 

 

阿部くんを知ってから半年間、悩んで悩んで悩み抜いてやっと担降りして。もっと早く降りればよかったのにって自分でも思うけど、自分の気持ちを整理するのに必要な時間だったんだと思います。

阿部くんを好きになって、応援できているいまが毎日しあわせで、この人に降りて後悔しなかったと胸を張って言えるほど、まだまだ阿部くんのことを知らないけれど。阿部くんのおかげで色々な初めてを知ることができて、本当に楽しくて。もっともっとこれから色々な世界を見せてくれるんだろうなあって思ったら、わくわくが止まらなくて。

阿部くんが顔をくしゃくしゃにして笑うところが大好きで。そんな表情をもっとたくさん見ていきたいなあと思います。

まだ自分のことを「阿部担です」って言うことに変な感じがするし、むず痒いけど、これからは阿部担としてゆっくり少しずつ阿部くんのことをもっとたくさん知っていけたらなあって思います。

 

最後にもし友人がこの記事を見て「これあいつじゃない…?」って思ったとしても、そっとしておいてくださいw